よくテレビで取り上げる関西人は、厚かましい、金に汚い(どこでも値切る)、大声でうるさいなど、一定のテンプレートがある。
関西人特に大阪は、東京への対抗心が強く、ついついシャレで、東京の悪口を堂々と言うことがある。これは、また別の機会にやるので、今日はここまでにする。しかし、東京の方が悪意がキツイと私には思える。
特に東京キー局で制作のバラエティ番組はひどくて、関西人をイジルのはOKにしても、東京の上から目線で、「こういうところがある関西人ってやだよね~」という同意を求める意図が見えて、見ていて心が痛い。
特に<月曜から夜ふかし>は、何かイラッとする感が半端ない。素人のレベルが高く、その狙った笑いをちゃんと受け止めて届けているのが、ほとんど関西の番組だけど、キー局は、素人にはあまり敬意を払うことなく、バカじゃねーのという嘲笑が見えて来る作りが多いのは、私の偏見なんだろうか?
これは、ひとつに、歴史が浅くて、急速に地元民より、他所からの移住者が増えたので、文化的に会話を楽しむより、粋やいなせという独特の美的センスが根底に価値基準にある。しかし、関西は真逆の現実主義で合理主義で、その中から、遊びを見出す文化の違いだと思う。もちろんこれも、諸説あるので、その辺でご理解を。
要は関西人のおちょけや関東への文句は可愛げがあるが、関東人には、バカ正直さがとクソ真面目さがあるので、例えばちょっとした悪口が、冗談にはならなし、笑いでうまくごまかすような高度なコミュニケーションが生まれにくいので、相互理解に苦しむことになる。
別に対立は仕方ないし、文化の違いなんだし、こういう意図なんだとお互いに理解に努めて欲しいと思う。地域的歴史問題があるだろうけど、関西と関東は仕事でも関係が深いのだから、うまくやることしかないと思われる。