世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

バイデン陣営は、少しずつ内部対立、権力闘争、分裂分断に向かいだした。トランプが米国分断させたと、弾劾しようとする民主党は、支持基盤だけでなく、元々ロジックも完全ゲシュタルト崩壊してないか?

1)巨大だったトランプの存在

 共通の敵が存在している間、考えや利益が相反しても同盟を結び、それが相乗効果を生んで、敵と戦うモチベーションも上がり、お互いに補完連携で戦術や戦略がうまく運ぶことが多い。

 しかし、敵に勝利できて、共通の敵がいなくなると、今度は、お互いの立ち位置が変わり、戦争以前の状態に戻り、今度は新たな敵同士として、血で血を洗う戦いになることがある。

 それが、今の米国民主党の有力な支持基盤であると思う。私が個人で勝手に思うものは、大きく以下の4つになると考える。一部重複している部分もあるが、分かりやすく分類すると、1)ウォール街(金融業界)。2)大手マスコミやアカデミックと言論界。3)エスタブリッシュメント(エリート富裕層)。4)シリコンバレー<ビッグテック(IT業界)>となると思う。

 これらが陰謀論ではDeep State側と言う。私はそう言わず、見えない政府側としている。「日本会議」の保守勢力が政府を牛耳っているとか、サヨクの好きな陰謀論に似て、私はあまり好きではないし、これらの実態について誰も証拠をつかんだわけでなく、噂話の領域であるゆえそう考えて、そんな言い方をあえてとる。

 本当にこれらが、結集するとすごいパワーであると思う。これに逆らうと、もう生きていけないそんな怖い怖い世界であると、誰しも思うであろう。

 しかし、今はもうトランプは米国の政界からいなくなった。となると、今までは利益相反しても頑張れたことが、頑張る動機がなくなれば、じゃまな奴、敵と通じていたのではと疑われる奴は、理念イデオロギーに反する者として、サクッと内ゲバで粛清するのがサヨクの常道である。

 ソ連スターリンなき後の混乱や迷走のように、共産党内の凄まじい権力抗争、誰が誰を支配するのか?という具体的なテーゼを探りだし、それを実行することになるのであって、今まさに米国は、助け合ったお互いが、今度はお互いで戦いを始めた。そうした空気感が米国社会にあるのではと私には思える。

 

2)歴史や信仰や権威が尊重されない→真の自由と平等は生まれない。

 1.「CNNはTV界からFOXを追放しなければならないと報道した」そうな。一時は反トランプキャンペーンに、保守的と言われたFOXまで協力していたのに、マスコミ同士での反目はどういう風向きになったのだろうか?

 

 2.「始まったBigtech同士の仲間割れ、殴り合いが本格化/全面的な法廷闘争へ/個人情報めぐり批判の応酬」と、個人情報をめぐるアップルVSフェイスブックの法廷闘争。今まではこんなことは起こりえなかった。

 個人情報は、もはや私個人のものではなく、Bigtechのものであり、そこにビックマネーが動くので、アップルから一方的に「プライバシー保護策強化のため、iPhone上などでアプリによる追跡を許すかどうか」(Total World News)ということらしい。

「FBの広告収入は2020年で841億ドル(約8兆8千億円)、グーグルは19年で1348億ドル(約14兆1千億円)で、両社で世界のネット広告市場の5割を占めるとされる。」(asahi.com)

 ここには、もう個人自身と個人情報の自由はないと言えないだろうか?二元論でいたくないが、支配する者、支配される者と分別されて、情報管理されていく、それがこれからの社会になりうると思える。

 

3.マスコミもバイデン批判を早くも開始。警告だろうか?

ニューヨークタイムズ編集委員会は、「大統領令を控えろ、ジョー」と言い。
ニューズウィーク誌は、「大統領、あなたに法律を作る権限は無い」

(大杉実生氏のツイートより)

と、マスコミも、さすがに政権をかばいきれないで、お困りのご様子。やはり、この大統領令は、多さもそうだが、内容もヤバいわけで、あからさまな違憲であり、権限外の動きは怪しいことに、やっとみんなが気づき始めたわけだ。

 

4.選挙や歴史の軽視、共産主義の理念優先は、混乱と分断→仏革命後の恐怖政治へ

 「キャンセルカルチャー」という動き、これは、バイデン政権が生まれてから、「サンフランシスコ市が歴史上の人物名を消す」(Total News World)できたそうで、今の米政権はまさに人間の欲望を肯定し、時制や抑止をさせない人間中心の考え方と思う。

 BLMとアンティファと発想が同じで、彼らは麻薬ドラッグを民主党支配エリアで、合法化して、秩序の混乱を招いている。特にポートランドではひどい様子であった。

 民主主義のひどい状態は、衆愚政治であったと思うが、さらに共和制のひどい形は、こうした歴史や文化や信仰への軽視、敵視政策で、どういう政治がとられるか?それは、恐怖政治しかないのではと、最近米国の姿がそうなりつつあるなと思えてくる。

 

3)混乱分裂への解決は、恐怖と力で支配するしか解決がないのか?

 1月20日米大統領就任式では、出席したバーニー・サンダース上院議員が着けていた温かそうなミトン手袋が世界的な注目を集めた。(BBC NEWS/JAPAN)

「編み物には、政治的抗議や革命行動、スパイ活動などと結びついてきた歴史がある。」(同上)この動画には、米国独立戦争に編み物は、重要なファクターであったと説明していた。

 このサンダース上院議員は、バイデン当時大統領候補に、民主党予備選で負け、現政権内でも、優遇されておらず、冷遇されている様子。そんな姿から、彼は何かを訴えている。もしかしてこの政権への抗議しているのではと思わせるものであった。支持者からもらったものだけど、その支持者はサンダースに、思いを伝えたかったのでは。とか色々なことを考えさせられた。

 思い切り拡大解釈すれば、今のバイデン政権は、ヤバいぞと彼は伝えている。混乱分裂していく米国をみんなで何とかしよう。まずは抗議から私は始めるんだといわんばかり、それは、民主党内から、そんなメッセージを多くの人に伝えたかったと思える。

 今の社会は、情報統制、歴史文化の否定、平等差別という価値観の押し付け、真の自由を失い、国がどこに向かっているのかが見えないだけに、何とか今の息苦しさだけは何とか脱出したいという思いは多くの人あると思う。ただ、今は時が来るまで、ひどい混乱をサンダースみたいにじっと我慢するしかない。そんな気がする。

 

 

 

民主党の大きな支持基盤 (都市部のエリート層を中心に)

 ▼ウォール街

 ▼大手マスコミ

 ▼エスタブリッシュメント(エリート富裕層)

 ▼シリコンバレー<ビッグテック(IT業界)>

私個人の見解に基づいたまとめと分析になる。

 

民主党 (アメリカ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より抜粋

かつては強力だった労働組合の要素は1970年代以降は小さくなったが、労働者階級は民主党の重要な構成要素であることに変わりはない。また、都市部に住む人々、女性、大卒者、ミレニアル世代、性的、宗教的、人種的マイノリティも民主党を支持する傾向にある[130][131][132]。

現在の主な支持層は東海岸・西海岸および五大湖周辺の大都市市民および、プロフェッショナル、アカデミア、若年層、労働階級である[133]。また黒人(アフリカ系)、ヒスパニック(ラテン系・南米系)、アジア系(フィリピン系アメリカ人・華僑・日系アメリカ人・韓国系アメリカ人等)などの非ヨーロッパ系の人種的マイノリティにも民主党支持者が多い[134]

(中略)また、音楽産業やハリウッド映画産業などのエンターテインメント業界からの支持が強いのも特徴である。

 

▼恐怖政治
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』より抜粋

投獄、殺戮、等の苛烈な手段によって、反対者を弾圧して行う政治のこと[1]。(フランス語: terreur)[2]
フランス革命時にロベスピエールを中心とするジャコバン派山岳派)が行った統治のこと[1](仏:la Terreur、英:Reign of Terror)。

フランス革命時にロベスピエールらが人々に恐怖を引き起こさせるような政治手法を採り(政治状況を作りだし)、当時の人々がそれを「terreur」と表現し、その後も同様の政治手法を用いる権力者が登場したことで、それも同様に呼ぶようになった。