世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

#ウイグル人権問題。#欧米のジェノサイト認定。や経済制裁で中国が鎖国化・ブロック経済スタート?日本はEU米英に同調するのか?国内で2分化された意見に困惑するが、最後は中国と対峙するしか道はないと思う。

 日本のビジネスマンは、中国様に忖度しないと現実問題、商売できない。機嫌を損ねて、突如支社閉鎖撤退、契約解除になると、企業としてヤバイので、自分の社内評価も含め、アシックスのような声明を出すのは珍しいが、

 多くのウイグル問題でやり玉に挙がった企業は、所詮悲しいサラリーマン処世術で、陰でコソコソ悪口を言いつつも、中国にべったりと媚びて、対外的にはノーコメントを決め込んでいるようだが。

 希望的観測と妄想で言えば、大局的には中国は生産基地で、巨大マーケットであっても、世界規模の視点で見れば、ごく一部にしか過ぎず、しかもひどい人権侵害で全世界から非難されても、一切その悪事をやめないなら、取引などを即切り捨てるしかない。

 もちろん犠牲が大きくても、短期の利益を出せなくても、世界基準で圧力を受けると、政府を含めて、方向性は決まってくる。逆に中国は世界を相手に兵糧攻めを受けても、自給自足経済で乗り切れるから、何の痛いこともない。困るのは、逆に今まで困るのは散々に利用してきた日本はじめ他国の方になるという腹積もりか。

 さらに言えば、今までは鎖国の出島みたいに香港を経由して、世界と取引してきたが、(実は半導体産業の動きを見ると、中国と台湾は連携した動きがあって)今後は裏で台湾を経由した取引をすることも画策しているのが、したたかな中国というより中華民族ということになる。表面上は鎖国でも、実はしっかりと現実的な動きはできる力は中国にある。また、台湾も親日は多くても、実質は反日が政権や実業家に多くて、その当たりの微妙な勢力分析で見ていないと、足元をすくわれてしまう。

 それらを踏まえて、中国と渡り合うのが、新しい中国との冷戦であり、今までなら米国対中国という構図になるが、これからは、中国対EU+米+英+豪+加+日+印その他多数という構図になりそうである。

 それには、内政干渉だと反論によりも、世界基準の人権問題を中国が先進国らしく合わせていくことは、NATO軍の南シナ海進出に合わせて軍拡すること、それで、米国以上の経済大国になることを同時に実現することは絶対不可能である。今は人権軽視と非難されても、民族浄化やジェノサイト路線継続していけば、確実にじわじわと中国自身が真綿で首を締めるような状態になるはずである。

 今後中国がますます孤立化していけば、一度自由の味を知った多くの中国人民の中間層は不満を募らせていくことは間違いない。中国がブロック経済(自給自足経済)になれば、今までのような経済発展は難しい。

 内需に移行できた日本と違い、都市部と田舎との所得格差があり過ぎて、一気に国内で自給自足する縮小均衡の方向への転換は、改革開放経済の上げ潮の方向に矛盾し、混乱があるのではと私は勝手に想像している。今のまま世界から投資を継続させて、中国全体を底上げしていく方がノウハウを吸収でき、他国企業へ利益をたかる方が中共としては楽であるからだ。

 中国共産党を崩壊させるのは短期的には難しいが、長期的には可能である。ジェノサイト認定に続く西側の価値観、グローバルスタンダートの徹底洗脳の第二弾は、文化の流入と浸透である。音楽、映画、西側の生活スタイルが入っていくこと。

 つまり、民主主義、自由経済へのあこがれを中国人民の中間層に欲望をもっと募らせ、より商業主義を徹底して、中国全体に浸透させることが重要である。これは、今の状態でも十分だが、改革開放経済だけで中身は社会主義の革新的利益を放棄させてないから、西側の価値観の重要性を認識させること。格差を増やし、社会矛盾や不条理さを社会の中に築くこと。

 これはアヘンではない。ローマ帝国は軍事力で滅んだのでなく、ローマ市民がパンとサーカスでうつつをぬかして内側から自然崩壊したように、内部崩壊を時間をかけてじっくりことこと煮込んでいくように、共産主義思想で洗脳された精神をむしばんでいくことが重要である。

 それと、少子化をもっと進展させて、少子高齢化社会を進行させていくこと。これで、活力をなくしていけば、国力特に軍事力は伸びていけないので、またいつもの希望的観測と妄想で、最終的には、台湾中華民国が、中国本土を二分する勢力で支配し、奪われた残り半分を中共が支配する状態になればありがたいと思う。