世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

習近平体制の打倒を目指せと、米は西側諸国へ結集と、中国人民に呼びかけ、中共一党独裁の終焉は近づいた。

 三密=密集・密接・密閉に代えて、「集・近・閉を避けよう」という言い方があるらしい。習近平を避けようという皮肉。そんな国際社会での大きな流れ。それと、中国のコロナ対策への揶揄もあるかと思われる。

 これまで、アメリカは、経済問題だけにフォーカスして、表面上は中国をけん制していたと思えた。どうにも、6月の香港国家安全維持法(中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法)を全人代全国人民代表大会常務委員会)で可決されたことから、潮目が一気に変わったと思われる。

 これで、中国に対して、アメリカはイギリスはじめ西側諸国に、自由、人権、民主主義という西側のイデオロギーや価値観で、政治体制を含めて、圧力をかけることできる。ここで、習近平中国共産党体制は、判断を大きく見誤ったと思われる。

 


 

 今は、相互に領事館を閉鎖する状態で、ヒューストン中国領事館閉鎖の報復で、四川省成都市にある米国の総領事館を閉鎖する報復措置を中国は米政府に要求。ここまでは、アメリカの想定範囲内で、次のアメリカ側は手を用意しているはずである。

 あと、トランプ政権が北朝鮮に対話路線を続けた疑問も、今回の中国の措置を見て、こちらが本命であり、北朝鮮は、中国の出方をみるツールと思われる。それと、もし米が本当に北朝鮮だけを攻撃したとしても、中国は絶対に黙らせないといけないので、こんな方針をとったのだと思う。北朝鮮と中国双方に、制裁解除をちらつかせて、圧力をかけ、現状を一切変えない消耗戦に持ち込んだアメリカの狙い通り、ほぼ勝利と言っていいほどである。

 

 

 23日のポンペオ国務長官の演説は、体制転換を中国人民へも、呼びかけていて、この演説の招待者の中に、1989年の中国の天安門事件民主化運動の学生リーダーらがいて、中国政府+中国共産党と中国人民は切り離して、民主主義という民衆の力の結集も視野に入れて、この戦いを進めている。もはや、西側のイデオロギーと価値観で、中国の共産主義に戦いを挑んでいる。

 さらに、同長官は「習(共産党)総書記は全体主義イデオロギーの信奉者だ」とみなし「共産主義に基づく覇権への野望」があると警戒感を表明。早く旗幟を鮮明にしないと、自由圏の側で敗者になるし、今は中国共産党に対して、徹底抗戦あるのみと、中国包囲網を構築し、あらゆる経済制裁外交政策措置などをとらねばならない。

 今のコロナ感染者増加が日本国内でより一層続けば、さらに国際経済は悪化するし、これを機に、中国との経済交流や投資は、即刻停止凍結し、出入国条件緩和も延長し、戦争に備えるべきである。つまり、成都市の米領事館撤退はそんな象徴すべきことであり、邦人の安全を期すため、早急に中国からの企業撤退、駐在員とその家族の緊急帰国を進めるべきである。

 アメリカの独りよがりな価値観のごり押しで、中国の現政権を打倒するのでない。中国の共産主義は悪の権化であるから、世界と中国の人民で打倒するのである。中国の共産党幹部こそ、悪しきブルジョアであり、世界共通の敵であるということを今アメリカは、世界中に共通認識として、みんなで共有しようとしているのである。