イスラエルは、米国保守派からの支援を受けていた保守政党リクードのネタニヤフ政権が倒れて、労働党主導の8党による連立政権が発足する。今度は米国民主党に近い考え方なので、少し政治が変わるであろう。今年は、様々な国で、コロコロと政権が変わる節目のようだ。
それはさておき、相変わらず、イスラエルへの対応は、左翼系のメディアでは厳しくて、少しのスキも許さないで、伝統芸のように、イスラエル批判を続けている。
「イスラエル政府が発行する記者証も持っていたが、このときは手元になかったとみられる。イスラエル警察は「身元を明かすことを拒否し、警官を身体的に暴行した男女を逮捕した」と声明を出したが、記者は暴行を否定している。自身が手を骨折したという。」(朝日新聞デジタル記事)
私はこの記事は、悪意しか感じない。拘束された方に、問題ありで、まるで、BLM暴動の引き金になったフロイト容疑者のようだ。メディアは、絶対に彼が麻薬を吸引していたとか、逮捕されるに値する行為を見て警官が逮捕したし、頚椎を抑えられ、窒息したというより、麻薬吸引の副作用での呼吸困難とは一切報道で触れない。正義はBLMであり、黒人を神聖化して、一切の反論を許さない。
まさに、アルジャジーラ記者≒フロイト容疑者状態で、ここでも報道の自由をちゃんと大人のご都合で発動中なんで、こんなひどい内容で、イスラエルは悪者であると印象操作をしている。
一方のイスラエルは、そんな厳しい逆風の中でもタフなメンタルで、イスラエルの天敵イランと仲の良い中国を利用して、生き残る道を模索というレポートを出していた。
「中東におけるより強固で先見の明のある米国の政策と並んで、これは地域全体の安定に利益をもたらし、中国の商業と経済の利益にもなる」とINSSは述べている。(中略)報告書は、イスラエルに対し、米国との同盟関係と、情報がイスラム共和国に漏洩するリスクと、中国との親密さのバランスを取るように注意するよう警告している.」(エルサレムポスト)
一方的な視点でしか書けないサヨク系メディアの中身の薄さを見て、さすが一流新聞は違うなと、中東の複雑な背景や国際情勢の微妙なバランスについて、徹底した反ユダヤ主義でご立派と思う。
しかし、イスラエルは、現実的にどう国際関係の中で、自国の国益を得ることができるのか?必死に模索していて、周りを敵のアラブ諸国に囲まれ、四面楚歌の中で、サバイバルを続けて、いまだに中東戦争で負けない実力は、平和ボケせずに、こうしたタフさやバイタリティさにあるのではないかと思う。