世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

イラン核開発の進展、イラクのローマ教皇訪問は、米軍アフガン撤退などは、一体何を暗示するのか?最悪のシナリオに備えているのではないかと邪推してみる。

 イランへのアメリカの不信感は高い。特に民主党政権下では。このところ、イラン周辺の動きが活発で、きな臭いのか?あるいは、中東での軍縮を米国は進めているのか?マスコミの論調は平和路線に米国はシフトしていると言う。

 私は、イラクローマ教皇訪問を見ると、実は周辺諸国は、そうはとらえていないと見ている。しかもわざわざシーア派指導者とも会見するし、異例な出来事で、かなりの影響力がある。 

 その前提には、米国トランプ政権での中東和平で、バーレーンとU·A·E(アラブ首長国連邦)の2か国とイスラエルとの和平がプレッシャーになり、イラクは経済援助もありって西側にすり寄り、うがった見方をすれば、教皇訪問で、イラク攻撃からの安全を確保したのではとも勘ぐれる。

 こうした流れは、さらにイランを孤立化させて、中東情勢を不安定にさせる。アメリカの中東地域の軍縮は進んでも、NATO軍の存在もあるので、イランとの軍事衝突は回避されたわけでもない。

 さらに、石油問題もある。イラン領域近いホルムズ海峡が治安不安定になれば、石油の安定供給も懸念される。原油価格の高騰で、世界経済も揺さぶられる。また、ここはロシアもシリアに介入しており、中国も経済的な結びつきを深めており、不慮な事故で、何らかの火種が飛び散ると、様々な思惑で、代理戦争とか紛争拡大というよろしくないシナリオが始まる可能性があると思う。