世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

これは米中冷戦ではない。#海の中国封じ込め。は目立たないけど、欧州を中心に、#航行の自由。を唱え実力行使。#ウイグル問題。と併せて中国は苦しいはず。

 自国第一主義で思い出すのは、トランプ前大統領の「アメリカファースト」になるが、私はそれより最強なのは、自国第一主義は、中国の「一帯一路」であると思う。

 どんな国も本音は自国中心であるが、人権問題、国民の権利などを民主主義国家は、重視しているが、どっこい中国は完全に、共産党一党独裁で、ウイグルなどの人権問題を無視して一帯一路で現代の中華帝国を実現させようとする野望を隠していない。

 欧米は、かつての日本の「大東亜共栄圏」より、これを危険視していると私は考える。でも、欧米のエゴではなくて、どう見ても今の中国は、全方面に世界を確実に見えない静かな侵略を続けている。

 航行の自由は、全世界的に認められるものであるが、中国の一帯一路(中国皇帝への貢ぎ物を運ぶシルクロード)が様々な方面で、それを阻んでいる印象がある。今欧米はかつての海の覇権を取り戻すべく、まるで、かつてのロシアと同じように、中国の封じ込める方向に動いている。

 中国にとって、自由な航行とは、南シナ海東シナ海中国だけで自由な航行ができることである。しかしそこには必ず小国の領海があるし、そこを打破したいのは自明のこと。中国にとって、自国だけで良くて、ほかの国はどうでもいいというジャイアンみたいな態度があるから、警戒され、防衛ラインを引かれてしまう。

 また、そうした背景には、ブレグジット後の英国のビジョン「グレートブリテン構想」があって、海の覇者たるかつての姿に復活を目論んでいるし、仏国は、太平洋エリアにある自国領土の安全確保もあるから、中国の海洋進出は抑え込みたいというお互いの利益が合致して、中国への海の封じ込めにつながっている。

 気づくと米国もフィリピンにかつて基地があったのに、軍事力の後退させていることもあって、全世界で全面方位に動くことが今後増えていくと予想される。そこにプラスされるのは、ロシア、イラン、シリア、北朝鮮などが封じ込められ、経済制裁が加えられると今の世界情勢が物語っている。