正直私も十分な知識や認識があるわけではない。アラブ対イスラエルの対立は、ここでは信仰の問題になると考えるべき。これが、歴史・文化・国際関係が複雑に絡んだ問題で、日本では理解しがたい。
イスラエルは2千年も離れていて、ここは神が約束した土地だがら、イスラエルを建国すると、先住民のアラブ(パレスティナ)と独立戦争を開始したことから、この対立は続いている。日本の感覚では、先住権が無視される無茶苦茶な話になる。それくらい、神との約束話重要で、絶対的規範であり、これをめぐる戦いなのだ。
しかも、双方の首都エルサレムは、双方の聖地であり、どちらも一歩も譲れないから、さらに問題を複雑にしている。イスラエルは周りをアラブという敵国に囲まれ、いつも緊張状態が続き、戦闘機が訓練を常時続けて、もちろん国民皆兵であるし、兵士も街で見かけるし、絶えず戦争に備えている。
彼らの戦争の火は簡単には消えない。紛争がさらに拡大する可能性はある。そもそも、イギリスの2枚舌外交、欧州の植民地政策の失敗のツケを彼らが払わされているとも、見ることができる。ただ、国連・EU・英・露・米らいつもの面々が話し合って収まるなら、とっくに解決したはずが、まだまだこの対立は続くことは間違いない。