世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

学術会議の任命拒否騒動は、同会議自らの手続き不備が原因と判明。事務局と代表の責任は重いと思う。➝あくまで自己分析

 そもそも、この問題は、日本学術会議の会員の任命を巡り、同会議の推薦205名中6名が任首相の命から外されたということからスタートした。

 原因よりも、本来政府からの独立した運営をしていたのに、政治介入は、学問の自由の侵害だと、それも、外れた6人から政府批判が起こり、すばやく共産党立憲民主党らが、そこに同調し、マスコミも騒ぎをさらに煽った。

 でも、今冷静になって、原因は、官邸と学術会議の間での手続きで、学術会議が前回の会員改選での手続きを踏まえずに、いきなり推薦した名簿を提示して、その理由について、以下記事引用、山極氏はメールで取材に応じ、「それが常識だから」と回答。引き継ぎについても「詳しいことは聞いていない」引用ここまで。とした。

 これが事実であれば、政府の人事に不当介入とも、学問の自由を侵害したとも言えない。手続きの不備であるし、このいきさつを踏まえて、どんな言い訳があろうとも、事務手続きをしなかった学術会議側事務局に瑕疵があると思う。もちろん、当時の代表も同罪であると私は思う。組織のけじめをつける意味で、適正な処分をしないと。

 ただ、政治はその中で、政府与党は、現場担当を含めて、きちんと事実関係を国会の答弁で説明しないといけないと思う。野党はそれでも、政府の責任追及をするならば、それなりの根拠が必要になってくるであろうかと思える。

 結局は、権威と権力の役割をそれぞれ果たすに尽きる。以下記事引用。「山極氏は政府からの求めに対し、いろんな形で交渉していた。筋を通し、学術会議の独立性を示した」と語った。引用ここまで。

 「筋を通す」とか、「同会議の独立性を示す」とかは否定はできないが、橋下徹氏の言う本来政治が組織マネジメントを担うべきなのに、プライドがあって、そこにまで、学者が手を出した。そこに組織として、政府の調整ともに祖語をきたした。

 あれだけ国民の前に政府の不当介入とか騒いで、今何がこの問題で、クローズアップされたのか。今まで、学者と政府間の話で、乗り切れたことが、この余計な問題が出てきて、税金を投入する以上、全て国民の前に透明化せざる得なくなり、組織運営を見直すまでにしたことが、騒動を起こした人々の本意とは思えない。

 この問題は、藪蛇になり、雉も鳴かずば撃たれまいとなったことは、非常に残念なことであるが、これまで、学術会議が不透明な運営をしてきたことが明らかになり、今後行政改革で一部組織再編されるでろうかと思われる。