世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

共同通信の人員削減へは、従来型のメディアが、ネットに追い越され、信頼がなくなりつつある証拠だ。

 今日は某新聞いじめはやめておく。少し新聞記者を今回気の毒に感じた。 

 ともかく、この配信会社とその加盟マスコミ各社の関係とその構造と言うのは、一種独特である。某新聞もおかしいが、根っこの共同通信もひどいと思う。以下の引用2つのリンクを参照のこと。

 その昔ある地方のFM局の役員さんの話で、マスコミの世界は、キー局とスポンサーの意向が大きくて、地方局が自分らの意思で、独自の番組は作りにくいと聞いた。まさに、同じ系列化の問題と、出資しているのに、なぜか、出されている方が、態度がでかくて、上級市民きどりであるという構造。

 でも、これが、大手全国紙でも、以下のプレジデントオンラインによれば、「共同通信の質の悪い原稿がきても、ルール上こちらが手を加えにくい。それなのに、変に『色』のついた原稿も多い。色はいらないから純粋に通信社としての業務に特化すべき。インフラ屋が毒水を流さないでほしい。とにかく5W1Hの原稿を」というのが、実態である悲しい現実。

 詳しい財務諸表を見ていないので、8期連続赤字がどれだけの内容かは分からない。だが私見を言えば、やはり、一般企業と同じで、給料の高い生産性の低い中高年が多そうで、しかも、一般社団法人の性質上、共同通信はマスコミ各社より給料がさらに高そうなので尚更。民間とは違う価値基準で、給与体系が形成されてきたはずである。

 私は、地方の業界団体や社団法人に一時身を置いてきたので、何となくその空気感は分かる。一般社団は、民間企業のようなスピード感とか実効性があるとかは、共同通信さんはかなり苦手だろうし、独自のリストラ施策は、Too lateでToo smallなのではないかと思う。

 現状新聞の発行部数が伸びない。右肩下がりの定着で、無料のネットニュースが手軽に手に入る時代に、共同通信のニュース配信は、重厚長大で、きめ細かなサービスではなく、時代に取り残されているビジネスモデルだと思える。

 それでも、加盟負担金を新聞などマスコミ各社から、もらわないといけないのに、サービスの内容がクオリティがどんどん高くなるのであれば、業界全体のレベルも上がるだろうけど、前述のような体たらくでは、ガラパゴス化して、絶滅する運命であろうかと思えるのであるが。

 それと、共同通信誤報の多さを見て、しかも、その多くは単なるミスだけでなく、願望記事や捏造記事がほととんで、よく訴訟問題となって、賠償金の大損害で経営基盤を揺るがしていない不思議を感じる。行政から企業活動停止命令があるわけでもないし、きっとNHKと同じ体質なんだろうから、競争する相手がなく、同じ経営体制が続き、腐敗や堕落を起こしやすいのではないかと思う。

 そんなモンスターを相手する新聞各社の記者の方々のご苦労を今日は垣間見て、某新聞の悪意ある報道でも、共同通信よりはマシかと思えたのであった。しまった。最後は、やはり某新聞の悪態をついてしまった。