世間の片隅でそっと叫んでみる。

一般人で無名の中高年のオヤジが、ブログという世間とネットの世界の片隅で、ADHD(多動性注意欠陥症)を抱えながら、政治や経済などを意見してみる。

英国の中国共産党との政治闘争=放送免許取り消しである。言論と報道の自由は、危険なCCPにコントロールされてはならないという警告と今後EUの台頭が顕著になるだろう。同時に米国のSNS上には言論の自由制限される。

この事件の流れと関係者の反応については、以下の通り。

 

▼ 英国のメディア規制当局が4日、中国国営中央テレビ系列の国際放送、中国国際テレビ(CGTN)の放送免許を取り消したと発表した。(2月5日夕刊フジ

▼ 中国、BBCの放送停止 報道指針に「深刻な違反」(2月12日AFP BBNEWS)

▼  同社の広報担当者は「BBCは世界で最も信頼されている国際ニュース放送局で、世界各地からのニュースを公平・公正かつ偏向なく報じている」と主張した。(同上)

▼ ドミックラーブ英国外務大臣:「中国本土でBBCワールドニュースを禁止するという中国の決定は、メディアの自由の容認できない縮小です。中国には、世界中のメディアとインターネットの自由に対する最も厳しい制限がいくつかある。この最新の措置は、世界から見た中国の評判を損なうだけだ」(Twitter上の声 機械翻訳 Total News world)

 

 何かイギリスらしいやり方を感じる。あれだけ、以前トランプ叩きをしていたBBCは、ここからはCCP叩きに全集中に見える。なぜかウイグル問題だけを長期間かけて狙い撃ちにして、しかも、前トランプ米国政権よりも報道がえぐいと思う。悪い言い方で、根性が悪いし、ひねくれているというべきか。

 昔、イスラエルが建国した際、バルフォア宣言を出しながらも、マクマホン宣言も駆使してアラブにもいい顔していて、さらにピコ協定で英仏露の利益確保と、イギリスの3枚舌外交と揶揄されたように、中国以上にいろんな引き出しがあって、どう転んでも、イギリスは国益を損ねないという、計算高さ、したたかさ、転んでもタダで起きないけど、各方面に顔を利かせて妥協するという独自のスタンスがあった記憶があるが、今回もそのことを本領発揮している感がある。

 さらに、「BBCは世界で最も信頼されている国際ニュース放送局で、世界各地からのニュースを公平・公正かつ偏向なく報じている」というBBCの広報に、どんだけトランプを叩いたのか、それが公正なことかと言いたいが、シレっといえるツラの皮の厚さが持ち味何だろう。

 でも、そんな変幻自在なスタンスの英国でも、中国に依存しても、利用しているだけと言いたいばかりに、中国叩きをするのであろうか?英国だけでなく、フランスまで、EUはドイツ筆頭に親中な国がほとんどの中で、今フランスやドイツまでが、南シナ海への軍事プレゼンスを高め、中国包囲網を形成している不思議。

 で、ここに来てのCCP編集権がある中国国際テレビ(CGTN)の放送免許を取り消しは、イギリスの主権を侵害しかねない影響を考慮したもので、CCPの情報操作や浸透工作で、イギリス国内の報道や表現の自由、自主独立性が脅かされると考えたのであろうか?

 それでも、表現の自由言論の自由は、米国では余計に制限を受けていて、保守系メディアゲートウェイパンディット、ジムホフト氏のアカウントが凍結された。不正選挙を唱えることは、言論規制は続き、いや強化されて、残党狩りのごとく、逆マッカーシズムSNSでは、絶対に間違った考えだが、選挙勝利で正当化されたと息巻いている。

 だから、そんな中では、声を上げて、正当な意見表明であるCCP叩きは、様々な形で続けなければならないと思う。米議会でもこの件は、民主党が強硬に法案提出をしていて、バイデン政権側がトーンダウンして、しかもトランプ政権の全否定をおおぴらに、また陰でこそこそともしている。また、そうした動きを見ていて、アメリカの国際的プレゼンスの一層の後退が気になる。